インクジェットプリンターだけで乗り切れるか

ペーパーレスが叫ばれ、領収書の電子保存も認められるようになったとはいえ、
まだまだ紙の出番は多いです。
お客様に渡す決算報告書類や月次の試算表など、やはり、紙が一般的です。

とはいえ、今後のペーパーレス化に向けて
「私は、気軽に印刷はしません。」というちょっとした意識付けになるように
コンビニにあるような大きなコピー機のようなプリンターは置きたくないなと、思っていました。
スキャナ保存できればいいようなものでも
なんとなく紙じゃないと不安、というこれまでの習慣のようなものに支配され
印刷してしまっていることも多い・・・。

そこで、まず導入したのが
FAX、電話、スキャナ、プリンタとして使用するインクジェット複合機です。
何が導入しやすいかというと、何より値段です。
brother プリンター A3インクジェット複合機 MFC-J6980CDW (FAX付)

カラーOK、A3サイズOK、Wifi接続可能、スマートフォンから印刷可能、
これはこれで、とても便利です。
今では当たり前だと思いますが、FAXは、見てから印刷ができますし、
PCにそのまま保存されるので、印刷する必要のないものはそのままデータ保管ができます。大げさな複合機でなくても、充分な使用感です。

しかし、ここで見過ごせない大きな問題もありました。
それは、”インクジェットである”ということ。
確かに、電気量販店の店員さんいわく、最近はインクジェットもレーザーに見劣りしない、ということでしたし、店内に飾られている印刷例はとても綺麗でした。

実際に印刷してみると・・・

この文字のクリア感の違いは、実際の試算表を手にするとより感じられます。
もちろん、上が、インクジェットで印刷したもので、下が、レーザーで印刷したものです。

インクジェットはどうしてもにじむ感じがでてしまいます。

もう一点、
複数枚数印刷する時には、インクジェットのスピードの遅さも気になります。
法人税の決算申告書類一式を印刷するとなるとボリュームの少ない会社さんでも40〜50枚程度はいくものです。総勘定元帳ともなれば、200枚超も当たりまえ。

というわけで、

インクジェットプリンターだけでは乗り切れない。

というのが今のところの結論であり、早速導入をすることにしました。