起業・独立を考えたら最初にすること

独立しようという気持ちが浮かんだ段階で一番最初にしたことは
地味ですが
” 家事費の把握 ” でした。

生活が成り立つかどうかは重要なことです。

いくら使っているかざっくりと把握する

会社からもらった源泉徴収票を手にして、
「給与の支払金額」から「社会保険料等の金額」と「源泉徴収税額」を控除する。
そこからさらに、毎月の給与明細から引かれている住民税の金額✖12月分を控除する。
→ これが一年間自分が稼いだお金

1年間で預貯金が増えていなければ、稼いだお金すべてを使ってしまっている。
貯金が減っていれば、さらに稼いだお金以上のお金を使ってしまっている。

何に使っているか一年分洗い出してみる

じゃあ、稼いだお金の行方は?
家賃・住宅ローン、水光熱、通信費、保険、食費、学費、医療費、定期便でとっている水や化粧品、新聞、クルマ維持費、教育費、冠婚葬祭、借金返済など
ありとあらゆるものを書き出してみます。
月払い、年払いしっかり押さえるため、1年分作ります。


私は簡単にエクセルでこのような感じにざっくりと。
(数値は仮の金額に変更しています。)

思っている以上の、”あ、こんな出費もあったわ”というのがあるものです。
また、なんとなくの毎月の生活費の平均が把握できます。

売上から経費・税金をひいた金額が、最低でも毎月生活費分残らなければいけません。
是が非でもこの金額残さないといけないのか。。これが最初の現実です。

置かれている状況を理解する

◇貯金が潤沢にあるパターン
◇パートナーの収入で家事費が補えるパターン
◇不動産などの不労所得があるパターン
◇全て売り上げで確保しなくてはいけないパターン

最後のパターンであれば、確実に融資を受けないと2、3ヶ月もすれば生活費すら確保できなくなってしまうでしょう。

まとめ

だいたい、月どれくらいかかるのか、生活費をしっかり把握します。
それが必要となる最低限の利益となります。
そこからスタートし、開業にかかる諸経費、売上の見込み、かけることのできるランニングコストを逆算していきます。

開業すれば、給料という概念はなくなります。
法人の役員となる場合でも、役員報酬という給与ではありますが、サラリーマンの給与とは全く意味あいが違います。

生活費に無駄遣いあれば、節約も大切ですが、
事業が走り出すと、案外プライペート費用も増え、そうそう節約できないものです。
別の言い方をすれば、生活費の噐、レベルを変えることは容易ではありません。

起業・独立の第一歩は、現実にかかっている生活費をしっかり把握することから。