導入した会計ソフトと税務申告ソフト
前回の記事に引き続き・・・
会計ソフト、税務申告ソフトについて、弊所では何を使用することとしたのか、その検討過程とともに書いていきたいと思います。
まず前事務所で使用していたEPSON
会計ソフト導入で、まず検討したのが、直前の事務所で使用していたEPSONです。
会計から税務申告ソフトまで、全てEPSONで揃えることができます。
ここ数年で大きな変更があり、「R4」というシステムになり、若干以前の使いやすさ、良さがなくなってしまった印象もあったのですが、それでも慣れているので
また、データの移行も簡単なので最初に導入を検討しました。
さて、たった一人、1ユーザーでの利用代金はいかほどか。
(※以下すべて同条件。8%税込にて計算。)
財務応援R4(Basic) 162,000円 + 年間保守 32,400円
給与・法定調書 216,000円 + 年間保守 43,200円
減価償却R4 162,000円 + 年間保守 32,400円
法人税顧問R4 108,000円 + 年間保守 43,200円
内訳書・概況書R4 54,000円 + 年間保守 21,600円
所得税顧問R4 108,000円 + 年間保守 37,800円
相続税顧問R4 216,000円 + 年間保守 54,000円
電子申告R4 64,800円 + 年間保守 21,600円
申請書・届出書顧問R4 43,200円 + 年間保守 19,440円
1年目 初期投資 1,134,000円 + 年間保守 305,640円 計 1,439,640円
2年目以降 年間保守 305,640円
うーん、やっぱりな、これだけかかるのか。という印象でした。
お客様先で利用していたJDL
最初からJDLを利用されている方には使いやすいようですが、
もともとEPSONや弥生会計などを利用していた私にとっては、
アプローチが異なると言いますか、使用感に違和感があり、お客様先でいつも入力などに時間がかかっており、3年利用してもなかなか慣れませんでした。やはり、毎日のことなので、感覚に合うかどうかは大切です。値段など調べる前に検討をやめました。
会計:弥生会計 税務申告:達人シリーズ
開業税理士さんの色々なHP・ブログなどを検索していると、この組み合わせで利用されているという記事が多くありましたので、早速検討してみました。
弥生会計は税抜60,000円の会費で弥生PAP会員になることができ、弥生会計・弥生給与などの1ライセンスが含まれていて、クラウドの弥生オンラインは無制限で利用できます。これはなかなかお得です。
税務申告ソフトの達人シリーズは、財産評価、相続税申告は別途契約で月3,574円かかりますが、それ以外の上記EPSONで羅列した税務申告ソフトは、月16,000円のパック料金(会費含む)で利用ができます。
1年あたり 弥生64,800円 + 達人(16,000円+3,574円)×12月=299,688円
会計:FreeWay経理 税務申告:達人シリーズ
先輩が気になっている会計ソフトがあるということで教えていただいたのがFreeWay経理。調べてみるととても使いやすそう。
キャンペーン期間中ということで経理ソフト代はいくらか値引きしていただき5年間のリース月額16,524円。あとは月額使用料2,138円を支払います。ソフト代は、最初の5年間のみで、以後の支払いは月額使用料のみでOK。
最初の5年間、
FreeWay経理ソフト16,524円×12月 + FreeWay経理月額使用料2,138円×12月
+ 達人(16,000円+3,574円)×12月 = 458,832円
それ以後
FreeWay経理ソフト分月16,524円の支払がなくなるため 年額 260,554円
料金まとめ(簡易的に消費税8%で計算)
☆5年間負担
EPSON 2,662,200円
弥生+達人 1,498,440円
FreeWay経理+達人 2,294,160円
☆10年間負担
EPSON 4,190,400円
弥生+達人 2,996,880円
FreeWay経理+達人 3,596,930円
料金だけ比較するとこのような感じ。何れにしても、結構かかるわけです。
で、結局・・・
会計ソフトは・・・
様々な会計ソフトを変換する機能が他社より長けていること、ネットが繋がっている環境でも繋がっていない環境でも何でも作業ができるハイブリッドなところ、入力アクセスの速度の速さ、営業さんのフットワークの良さと親切さ、フォロー体制の充実が決め手となり、会計ソフトはFreeWay経理を導入することにしました。具体的な特徴的機能などは、また別にご紹介できれば。
税務申告ソフトは・・・
FreeWay経理と互換性のある達人シリーズ。
+α・・・
弥生会計が会計事務所向けに、初年度会費ゼロ円キャンペーンをしていたこともあり弥生さんも併用する形で、走り出しました。